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女性ホルモンであるエストロゲンの働きと増やし方

女性ホルモンは女性の妊娠や出産に必要な体を形成するために重要な働きをしていますが、その女性ホルモンのひとつにエストロゲンがあります。
エストロゲンは卵胞ホルモンとも言われており、女性の体をコントロールする上で不可欠な働きをするホルモンです。

エストロゲンは様々な働きをしていますが、その主な働きとして女性らしい体の形成を促しながら子宮内膜を肥厚させて妊娠が出来るように準備を整えることや、潤いのある肌が維持できるようにしています。
また脳血管の血流を良くして脳の働きを活性化させたり、自律神経への作用により自律神経のバランスを整えて心身両面の健康が維持できるようにしています。
さらに骨代謝ではカルシウムの吸収を促して骨を丈夫にするほか、血液中のコレステロールを整えるなど血管の健康を維持していく働きもあります。

このようにエストロゲンは女性にとって重要な働きをする女性ホルモンですが、加齢に伴い卵巣の機能が低下してその分泌量が減少すると言われています。
エストロゲンの分泌量が減少すると自律神経のバランスが乱れて発汗やほてり、頭痛、肩こりなどのいわゆる更年期症状が現れたり、骨粗鬆症を引き起こしやすくなります。
そのため、できるだけこうした症状が現れにくいようにしたり改善することを目的としたエストロゲンを増やす方法や補充を行う方法があります。

エストロゲンを増やす方法については日常で取り組めるもので、食事の内容を見直すことや運動が挙げられます。
まず食事内容については例えば食材に大豆製品を取り入れることが良いと考えられています。
理由として大豆にはイソフラボンが成分として含まれていますが、このイソフラボンはエストロゲンと構造や働きが類似していると言われているためです。
一方、運動に関しては体を積極的に動かすことで血行や代謝が良くなり、ホルモンの活性化にも繋がる可能性がある有効な方法のひとつです。
なお上記の方法以外にエストロゲンを補う方法としてホルモン補充療法があります。

ホルモン補充療法の具体的な方法の紹介

ホルモン補充療法は減少してきたエストロゲンを必要最小限に補う方法であり、一般的に更年期症状がある場合に行われることが多いものです。
ただ、ホルモン補充療法に際してはエストロゲンのみを補充すると子宮からの出血など副作用が生じる可能性があるということから、実際には副作用を予防するために同じ女性ホルモンであるプロゲステロンというホルモンを併用していくことが多くみられます。

ホルモン補充療法の具体的な方法についてですが、主として飲み薬、貼り薬、塗り薬の3つの方法に分けられています。
まず飲み薬については錠剤を経口で服用することでエストロゲンが胃腸を通して血液中に吸収されるものであり、エストロゲン単剤やエストロゲンとプロゲステロンの両方を含む配合剤などがあります。
貼り薬を用いる方法は服用の代わりに皮膚にパッチを貼ることで、皮膚から血液中にエストロゲンを浸透させます。
貼り薬のメリットは皮膚から直接成分が浸透するため、胃腸や肝臓への負担が少ないことです。
塗り薬による方法はジェルタイプの薬剤を皮膚に塗布するとエストロゲンが皮膚から血液中に浸透するため、貼り薬同様に胃腸や肝臓への負担が少ないことがメリットです。

上記に挙げたホルモン補充療法の各方法はそれぞれ個人の症状などによって適宜使い分けされるものではありますが、期待される効果で主なものとしては体のほてりや発汗、関節痛、抑うつ症状など更年期症状の緩和をはじめ、骨密度の増加を促して骨粗鬆症を予防することが挙げられます。
またその他にも皮膚のコラーゲンを増やして美肌を維持したり、血管の柔軟性を維持して心臓血管系の疾患リスクを軽減させる効果が期待されています。